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外壁のそとん壁を施工するまで(建築屋の家づくり編)

こんにちは建築屋kateiの朝倉です。
私事で大変恐縮なのですが、昨年に念願のマイホームが完成し現在は快適に生活を送っているわけですが、
今回はその時の新築計画や施行途中の様子の一部始終をアップしていきたいと思います。
少しでも何か皆さんのお役にたてれば幸いです。
さて今回は外壁の仕上げ工事の様子を紹介したいと思います。
今回採用した外壁材は高千穂シラスさんのそとん壁という商品です。

そとん壁は宮崎県の広大なシラス台地で取れるシラスを有効活用した外壁材。
種類としては左官塗壁材に分類されます。
シラスはいわゆる火山噴出物でマグマセラミックという人工では作れない特異性をもった物質だそうです。
特徴としては紫外線に強く、色あせや劣化もほとんど無いとの事。
実際に古代イタリアでも同原料物質を宮殿などに使用して今もその姿をとどめている程耐久性があるそうです。
100%自然素材でコンセプトも素晴らしいので是非気になる方は高千穂シラスさんのホームページを一度ご覧下さい。
私がこの材料に出会ったのは以前の職場でのことです。
約築15年ほどの当時設計事務所さんが施工された物件のリフォーム工事を担当した際に外壁材に採用されておりました。
その時は多少汚れはありましたが、本当に築15年かという程素材自体には違和感は無く綺麗で感動を覚えた記憶があります。何より風合いがあり味が出ていて良い感じでした。
そしていつか自分の自宅にも採用したいと思ったのがきっかけです。
経験上、年数が経過して完璧に美化を保てる外壁材というのは存在せずその耐久力は家のつくり(屋根の庇や軒の出があるか)も大きく関係していると考えております。
現に私がそとん壁に出会ったお家も軒の出がしっかりとあり、考えられている住宅でした。

前置きが長くなってしまいましたがそんなそとん壁の紹介になります。
そとん壁の施工工程は正直非常に手間がかかります。
苦労した分いい感じなのですが、その分お値段ももちろんいい感じです。笑
まずはこちら↓

以前にも紹介したことがありますが、ダイライトと呼ばれる耐震面材を壁一面に施工した様子になります。
続いて↓

そのダイライトの上から透湿防水シートと呼ばれる雨仕舞いを施します。
白く見えている部分がそうです。
その上に通気胴縁を施工します。
これは壁体内などに入った湿気の一部を外へ逃したりする意味合いがあります。
続いて↓

通気胴縁の上に下地板を打ち付けます。これはこの後の工程、ラス網施工の下地になります。
多くはこの段階で化粧サイディングやガルバリウム鋼板などの外壁材の仕上げの段階になります。
そとん壁はまだまだここからです。
続いて↓

先ほどの下地板の上に再度モルタル用の防水シートの施工を行います。
そしてその上にラス網と呼ばれる、ギザギザになった金網みたいなものを一枚一枚打ち付けて行きます。
このラス網の間にしっかりと左官材がめり込み、強度を上げることができます。
ここまで来ればいよいよそとん壁の出番です。
続いて↓

そとん壁は下地用のシラス材と仕上用のシラス材との2部構成の材料になっております。
下地用のシラス材の方がより粒子が細かいそうで、外からの雨水を通さず防水性能に優れています。
上の写真はその下地用のシラス材を施工した様子です。
グレーの色をしており、いわゆるセメントみたいな見た目をしています。

↑こんな感じで白く乾くまでしっかりと養生期間をとります。
さていよいよ仕上工程に入ります。
続いて↓

仕上げ材には自然顔料で着色がされております。
今回採用したのは人気カラーですが、茶系の色めです。
まず一定の厚みを塗った後にテクスチャーと言って何かしらのデザインを付けていきます。
今回使用したテクスチャーは【かき落とし】仕上げです。

1番オーソドックスですが、シンプルで飽きができにくく個人的にも気に入ったデザインです。
剣山でゴシゴシ削って落としていきます。
ポロポロシラスが落ちますので落ちたシラスを集めて消臭剤にする人もいるそうです。
仕上がりはこんな感じです。↓

良い感じです。
人の手で施工するので若干のムラがあったり、でもダイナミックさがあったり自然素材の良さが際立っている印象です。
完璧に均一じゃないとダメだとかそういった細かい所が気になる方にはオススメできないかな。笑
まあどんな材料でもしっかりとメリットデメリットを理解する事は大切です。
私は好きです。

今回は外壁材のそとん壁についてご紹介させて頂きました。
実物が気になる人やもっと詳しく施工や価格の事について聞きたいと言った方は自宅をモデルハウスとして公開しておりますので是非問い合わせ欄からご連絡頂ければと思います。

また次回は内部の仕上げ編いきたいと思います。

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