大木を眺める平屋の家

豊橋市の郊外にあるもと農地、昔から植っていた「センダンの木」。明らかにこの辺りの木と比較しても大きく、ご神木のような存在感がありました。土地の南側にあるこの大木は、夏は大きな木陰を作り、冬は葉っぱが落ち、殺風景な景色に豊さを与えてくれます。プランニングもこの大木を活かした設計に決まりました。
大木を包むようにL型に配置された平屋は、あえて田舎の道路面に開くオープン外構にし南面、東面へと抜けをつくります。
家族が集まるリビング空間は、みんなが寛げられる「ゴロゴロスペース」にしたい想いから、畳リビングと造作ソファを組み合わせ、座って寝て、とても心地のいい空間になりました。
床材の杉浮造りは、足触りの感触がとても良く、素足でリラックスできます。時間の経過と共に経年美化していく味のある住まいへ、これからの暮らしが楽しみです。

竣工:2021年
家族構成:単世帯
床面積:101㎡(30.5坪)/平屋建て
    24.28㎡(7.4坪)/車庫
建築地:豊橋市
耐震等級:許容応力度計算による耐震等級3
断熱性能:Ua値0.34、気密測定C値0.1 
長期優良住宅