こんにちは。建築屋kateiの朝倉です。
さて本日は勉強会へ参加した際の内容です。
今回見学会場になっていたのが、弊社の2つ隣の都市、静岡県浜松市にあります大瀧建築さんのモデルハウスです。
外観の全体がこんな感じのとてもオシャレな建物です。
大瀧建築さんのモデルハウスは設計、細部の収まり、素材の選定、仕事の一つ一つが本当に素晴らしく全てがとても勉強になることばかりでした。
本件とは関係ないですが、話の流れで草屋根に登らせていただく事に。
初めて草屋根の上に登ってみましたが、フワフワしてとってもいい感じでした。芝生が浮いてる感じがして不思議な感覚です。
勉強会とは関係ない細かなところまで見せて頂き大瀧社長ありがとうございました。
さて本題のパッシブエアコンです。
どんなエアコンかと言いますと、種類で言うとダクト式エアコンになります。
詳細はこちら
パッシブエアコンは小屋裏空間に一つの大きな機械があり、そちらから必要な各部屋へダクトで接続し、冷暖房を行う仕組みです。
さらにオプションで第一種換気装置と組み合わせることで24時間換気も効率よく行うことができます。
パッシブエアコンの簡単なメリット・デメリットはこちら。
□メリット
・確実に各部屋を冷暖房できるため無理なく全館空調できる。
・冷暖房のダクトを利用して第一種ダクト式換気を採用しやすい。
・空気清浄機やスマホとの連携もできる。
・ダクトや機械本体は建物の見えない部分(天井裏)などに隠蔽されるため見た目が非常にすっきりする。
・室外機も1つ、外壁のフードも少数で済むため外部もスッキリする。
■デメリット
・価格が高い。
・将来故障した際のメンテナンスなど不安が残る。
・本体の設置場所、ダクトの設置位置、後施工では設置が難しい。
・床下空間に暖気を送るため基礎断熱に限定される。(パッシブエアコンの場合)
弊社は基本的には汎用エアコンによる快適な空調計画をご提案することが多いですが、状況、コスト予算によってはパッシブエアコンを採用する方がお客様にとってメリットが大きい場合もあると思います。
空調方式はこうでなければいけないとか、偏った考えではなくそれぞれのメリット・デメリットを見た上でそのお客様にあった最善のご提案ができればそれが1番良いと思っております。
あくまでどれもしっかりとしたシュミレーション設計と断熱気密工事があってのお話ですのでね。
さて続いてはOMソーラーの社員さん宅でOMソーラーの見学とPlanbeeの見学をさせて頂きました。
こちらが小屋裏に設置されたOMソーラー本体。
温められた空気を床下へと送っていきます。
そしてこちらがPlanbee。
簡単に言うと局所的なダクト式冷暖房送風装置です。
手前に見えているのは空気清浄機です。
今回のお宅は2階の寝室の冷暖房された空気を離れた子供室2部屋へと送る計画のものでした。
汎用エアコンのみでは空気を送れない場所や間取り的にどうしても難しい場合などはこういった局所的に送風装置で送風する方法も一つの手段だなと感じました。先ほどのパッシブエアコンと比べると価格は大分安いようです。
今回見学会へ参加してみて、他社さんも含め、みなさん空調について勉強熱心だなと感じました。
弊社も日々新しい事にもチャレンジしつつお客様への最善の提案ができるように精進していきたいと思います。
最後までご覧頂きありがとうございました。