こんにちは。建築屋kateiの朝倉です。
先日、栃木県小山市まで出張に行って参りました。
何をしに行ったかというと。。
日頃、設計塾でもお世話になっている建築家の丸山弾さんの物件の完成見学会に参加させて頂くためです。
写真をお見せできないのが残念ですが、納まりが綺麗で無駄のない空間。
2階リビングプランで考えられた窓配置とゾーニング。
細部まで細かな設計をされているのが素晴らしかった。
全国からもいろんな設計者の方がお見えになっていました。
なんでそんな遠くまでわざわざ完成した現場見学会に参加するの?と皆さん思われるかもしれませんが、設計者にとって、上手な人の設計を見て感じる事はとても重要な『学び』なんです。
例えば、建物の配置、高さ、窓の設計、空間のつくり方、間の取り方、細かなディテール、など写真や本、動画では伝わらない部分が実際の物件では感じる事ができます。
とくに、建物の高さや空間の大きさの規模感は、その場に行かないと味わうことができません。
私が知る限り、魅力的な設計をされる設計者の方は必ずと言って良いほど、沢山のいろんな建築を見てきていますし、知っております。
そういった経験を経て、自分の引き出しを増やし、自分の設計の色に落とし込んでいるのだと思います。
机上で勉強していてもお客様のご要望を満たす間取りには近づくかもしれませんが、「心地いい空間づくり」をしたり、コンパクトだけど「抜けのある広く感じる空間づくり」をしたりというのは、決して間取りだけを日頃練習していてもご提案できる物ではないと思います。
自分の足で学ぶ大切さ。
皆さんも是非、近しい設計者の方や、ご担当の設計者の方に「最近どんな建築を見られましたか?」と問うて見てください。
聞かれた方は、え!?って思われるかもしれませんが、答えられる方はとても向上心のある良い設計者の方だなぁと個人的に感じます。
最後に丸山さんの著書にサインを頂きました。
イラストも添えた素敵なサインをありがとうございました。