こんにちは。建築屋kateiの朝倉です。
さて今回のブログは、外壁工事のそとん壁の下地から仕上げまでになります。
実際にはすでに外壁は完成してしまっているのですが、お馴染みのタイムラグ投稿をしておりますのでちょっと昔の話になります。すいません。
ウルトの防水紙に縦胴縁が施工されました。
この胴縁の間を空気が流れていきます。
西側の遠くから見たファサード部分です。
良い感じに雑草がお家の緑をにぎやかにしてくれている。笑
外部のデザインは平屋建ての二層構造のように見せるために、杉板貼りとそとん壁のツートンにします。
遠くから見えるウルトの黒い部分が板張りで下の白い部分がそとん壁になります。
近くで見るとこんな感じです。
ちらっと左に弊社の可愛らしいイメージシートが見えます。
下の白い部分はそとん壁用の防水シートになります。
そして、その防水シートの上にラス網を施工します。
このラス工事も、弊社では大工のよしくんと大津くんで施工します。
日本ラス協会の規定を守り、止める間隔や釘を気をつけて施工します。
このラス工事はそとん壁が滑落したり、割れたりしないよう、きちんと施工する必要がある重要な工程です。
そして建物の角部分はコーナーラスで補強します。
一般の部分は波形ラスを使用しますが、コーナー補強は平ラスを使用します。
窓周り等の角がある部分も、平ラスを部分的に当て補強を行います。
屋根の軒天材の施工もご紹介をいたします。
弊社では軒天材には杉赤材を使用することが多いです。
今回はウッドロングエコ塗装を施しております。
また、軒裏換気は板材との相性が良いパンチングメタル方式です。
換気効率を計算して穴経等、幅を決定します。
玄関のポーチ天井は、同じくウッドロングエコの杉板貼りです。そとん壁との取り合いをすっきりと見せるために、左官屋さんが角のあてものをしている所です。
そとん壁の施工では、角のコーナー部分をいかに美しく見せるかがポイントになります。
通常のメーカー推奨のコーナー定規という専用材を使うと、角にうっすらとコーナー材の樹脂の線が見えてしまうので、弊社では丸欠き仕上げを採用しております。
外壁の角の部分も同様に丸欠き仕上げとするためにあて材をしております。
まずはそとん壁の下地塗りになります。
下地材は同じシラスですが、上塗り材とは違いシラス粒子が細かく、そとん壁の防水層の役割を果たします。
下塗り材を施工したら、追っかけてクラック防止のメッシュシートを伏せ込んでいきます。
ポーチ上のコーナ部分の処理もうまくいっております。
左官屋さんありがとうございます。
下地材はしっかりと乾かしてから、上塗りの仕上げにうつっていきます。
下地材は上塗り材の食いつきが良いように、刷毛引き仕上げにしていきます。
屋根の軒天の杉板材との取り合いもいい感じです。
仕上がりが楽しみになります。
下塗りの養生期間を置き、仕上げ塗りに入っていきます。
今回の仕上げは、かき落とし仕上げです。
色番は人気カラーのW−121番になります。
かき落とした直後は少し湿ったような色に見えますが、乾いてくると白色に見えてきます。
かき落とし仕上げの表情がいい感じですね。
職人さんの手仕事で作り上げる自然素地の外壁ですので、唯一無二でいい感じですね。
今回もご覧頂きありがとうございました。