2023年6月20日

住宅のベタ基礎ができるまで①地業・捨てコン

こんにちは。建築屋kateiの朝倉です。
現在建築中、新築工事の基礎工事の様子の一部をご紹介します。

今回の敷地は地盤調査の結果、地盤の補強工事は不要となりました。
追加の費用も発生せず、地盤も丈夫ということで一安心です。

通常、軟弱地盤の際は基礎工事の前に地盤改良工事を行うことになります。

では、まず最初の仕事!
現状の地盤の高さを再確認します。

基礎屋さんと水平がわかる機械を使って、ピピピピピッと建築予定位置の各所を測定していきます。
敷地は地盤に凹凸や高低差があるため、しっかりと現状の状況を確認していきます。

高さの確認が終わったら
さあユンボの出番!
現状の敷地が草原になっていた為、いったん草を剥がして整えます。

あっという間にこんな感じで整地完了です。

整地が終わったら、建物の基準位置に白線で印をつけていきます。
この線が大体建物の芯(壁の真ん中)になります。

今度はこの線に沿ってさらにユンボで掘っていきます。

ユンボで掘りながらベタ基礎の底盤部分を形成していきます。
高さの確認を入念に、機械を使ってピピピピっとです。

各所確認が終わったら次に砕石を敷いていきます。

しっかりと転圧も抜かりなく。
この締め固めをしっかりとしないと、せっかくの丈夫な地盤が意味がなくなってしまいます。

再度白線を引きながら、人力で整えていきます。
今回の基礎はベタ基礎ですが、地中梁という基礎形状を採用しますので、所々基礎が凹んでいます。

これで、基礎底盤の形成作業が完了です。
次に防湿フィルムを敷いていきます。
こうする事で基礎下からの湿気をシャットアウトする事ができます。

ちゃんと忘れずに鎮め物を納めます。
どうやら調べると、敷地の中であればどこに埋まっていてもいいそうです。

次に捨てコンクリートを施工していきます。
こんな感じで防湿フィルムを押さえるように流し、高さを機械で確認しながらコテで平に均して行きます。

この捨てコンクリートは基礎の強度には直接関係はありませんが、基礎配筋の精度や型枠工事の精度を保つ為に、非常に重要な作業になります。

こんな感じで防湿フィルムを囲うように施工されます。

無事に捨てコンクリートまで完了しました!
次回は鉄筋と型枠の作業です。

ご覧頂きありがとうございました。

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