建築の舞台裏【室内の断熱気密工事】

現場の進みとブログの進みがだいぶズレてきてしまっていますが、それを取り返すかのように今回もまとめてご紹介を致します。

室内の断熱工事をやっていきます。

家の快適さにも関わる重要な工事です。

室内の断熱工事

ホールダウン金物の根本の隙間部分にウレタンをシュッと吹きます。

ちょっとした気密工事です。

ホールダウン金物気密

電気配管の外に出ているPF管周りも電気屋さんがしっかりとコーキングで気密補助をしてくれています。

こういった細かな現場での配慮が気密性能を発揮するのには重要です。

電気配管のPF管周り

一階の壁の高性能グラスウールの施工の様子です。

このピンクな部分が断熱材です。

大工のよしくんが断熱を丁寧に入れています。

弊社では防湿フィルムは別貼り(後貼り)です。

その方が断熱効果を考えるならその方が絶対良いです。施工精度が違います。

高性能グラスウール施工の様子

ついでに澄家の排気ダクトも一階の天井裏に施工していきます。

大きな梁せいでダクト配管が通らない部分は予め設計でわかっておりますので、こういった専用の梁かわし材を使用します。

澄家の排気ダクト

外壁周りにコンセントボックスがあるところは、こういった気密コンセントボックス(日本住環境社製)を利用してきっちりと施工します。

別貼りをする防湿フィルムは夏型結露対策として、調湿気密シートを採用しております。

気密コンセントボックス

こういった梁周りは隙間が出来やすいですので、予め梁の形になっているコーナ気密部材を利用し、隙間を埋めていきます。

梁周りの気密工事

2階の断熱・気密フィルム施工後の様子です。

2階の部分は外周周りを全体的にフカして配線スペースにしております。

気密フィルムのジョイントを、下地でしっかり押さえることができるように施工するのがポイントです。

グラスウールは、壁内にシワになったり寄れたりして施工されてしまっていると、最大40%程も効果が薄れてしまうと言われておりますので、この施工精度が実際には非常に重要です。

断熱・気密フィルム施工後

2階部分は配管スペースの施工が完了したら、電気屋さんに配線を施工してもらいます。

弊社ではこのくらいのタイミングで工事中の気密測定を行います。

電気屋さんの配管施工

2階の一箇所で部屋内側の合板面材による耐力壁がありました。

しっかりと力を伝達するために、梁〜登り梁間をしっかりと合板補強します。

今回の建物は水平構面を登り梁+厚物合板で形成しますので、その層までの耐力伝達が必須になります。

構造を意識していない会社さんだとこの辺はノーマークかな。。

合板面材による耐力壁

いよいよ中間時の気密測定を実施します。

大工のよしくんもドキドキです。

結果は。。

中間時の気密測定

C値=0.1でした。

めちゃめちゃ良い結果でしたね。

弊社で気密測定を開始してから、新築でのアベレージは0.1なので、もう自信を持っても良さそうですね。

次は完成時に最終チェックを行います。

C値0.1

気密測定当日の様子は、後日Youtubeでアップする予定ですので、気になる方はぜひそちらもチェックしてみてください。

今回はご覧頂きありがとうございました。

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建築屋kateiは、豊橋市を拠点に高気密高断熱で設計力と素材感、現場力にこだわり、『愛着の湧く家』を提案している設計事務所+工務店です。
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