こんにちは。建築屋kateiの朝倉です。
先日、現場にて高性能グラスウールの吹込み工法を行いました。
ブローイング工法とも言います。
今回の現場は、屋根断熱に270mmを吹込みます。
こういった吹込み工法は責任施工と言って、専門業者に任せます。
・下地→大工の仕事
・メッシュシート・吹き込み作業→断熱屋の仕事
です。
既製品のカットされた断熱材を入れる場合は、
・下地→大工の仕事
・断熱作業→大工の仕事
です。
弊社では、屋根に断熱材を充填する際は、その厚みや屋根の大きさ、施工性を鑑みて上記を使い分けます。
工程はこんな感じです。
はじめに薄いメッシュシートを下地に貼り付けていきます。
こんな感じのシートです。
準備ができたら吹込み開始。
機械で細かいグラスウールを勢い良く吹き出していきます。
シートが張るくらいまでびっしり吹込みます。
吹込みが完了したら、調湿気密シートを上から貼って下地で押さえて完了です。
吹込み工法の良い点は、断熱材の厚みが調整でき、厚く入れやすい点。
また、屋根などの下地や梁が入り組む形状でも、隙間なく施工しやすいという部分も優れています。
屋根は壁などに比べ、夏場の太陽からの熱を多く受けるため、壁の断熱材の厚みの2〜2.5倍の厚みを入れるのが望ましいです。
通常のカットしてある断熱材の場合ですと、製品の厚みが決まっているため、何層かに重ねて施工する必要がありますが、精度も要求されますし、時間も長くかかります。
下の写真のように何層かに分けて入れていくケースもありますが、屋根サイズや入れたい厚みなどによって使い分けています。
私としては、どちらの方法でも問題ないと思っておりますが、ケースバイケースどちらが精度を保てるかで判断するようにしています。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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