畳リビングのある家

築42年の住まいを、骨組みだけを残して一から見直した、性能向上フルリノベーション住宅。

耐震・断熱といった住宅性能の向上に加え、意匠性や間取り、日々の使い勝手にも丁寧に向き合い、長期優良住宅化リフォームの認定も取得しています。

もともと敷地の中央に立派な和風庭園があり、豊かな緑に囲まれた住環境でした。その魅力を活かすように、庭園に開いた配置と深い軒のある縁側を設け、屋内と屋外がやわらかくつながる空間に。光や風、季節の移ろいを暮らしの中で感じられるよう設計しました。

リビングには、籠もるように落ち着ける畳空間と、天井の高さが変化する開放的な“ごろごろ”スペース、2つの畳スペースを計画。家族の気配を感じながら、それぞれが心地よく過ごせる居場所を散りばめています。

また、敷地内の造園も設計段階からご提案。庭に使われていた景石や樹木の多くを再利用し、以前の面影を残しながらも、新しい暮らしに寄り添う庭へと再構成しました。

“性能”のその先にある、住まい本来の魅力や、自然とともにある暮らしの心地よさを、オーナー様と一緒につくりあげた住まいです。

■建物概要
竣工:築42年 2025年(リノベ竣工)
家族構成:単世帯
床面積:85.5㎡(約26坪)※増築部分含む
建物規模:木造/平屋建て
建築地:西尾市
性能向上フルリノベーション・一部増築
認定長期優良化リフォーム住宅

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